toggle

風水とは

古来より中国の人は、「目には見えない、情報をもったエネルギー」を「氣」と呼びました。
そして、天地自然の「氣」(たとえば、土地の土質や地形、風や雨等の気候、天体の位置関係から来る影響力など)をよく観察し、それによって「どのような土地や住居に住めば良いのか」「住宅の造作をどのようにすれば氣エネルギーが集まるのか」などの知識を体系化し、それを調整するための技術をつくり上げてきました。
それが「風水」です。

そして、この技術と理論は長い時間をかけて多くの人によって研究され、改善され、体系化されてきました。この技術は中国の歴代国家の首都の造営に常に活用されてきたのです。日本でも京都・鎌倉・江戸に首都を構えた時の権力者たちが活用してきました。

「環境」が発している「情報=(氣)」は、「脳」を経て「心」や「体」に作用します。この「氣」が「心」を動かしているとも言えます。「環境」の発する「氣」を整えるテクノロジー、それが東洋の叡智である「風水」です。
この「風水」は、単なる「気休めや迷信ではない」と断言できます。なぜなら、「環境」が発している「情報(=氣)」が、五感を通じて「脳」や「心理」に影響を及ぼしているという事実があるからです。「環境」と「脳」や「心」の密接な関係を、「風水」は何千年も前から理解していたのです。

「風水」は、「家相」とは異なる。

これは多くの家相研究家が「風水を名乗った方が受けが良い」という理由で「家相」の理論を「風水」として紹介してしまったことが原因です。しかし、本来の「風水」と「家相」はまったくちがうものなのです。
「家相」では、誰がどこに住むかは関係なく方位の吉凶が決まっていますが、「風水」では、誰がどこに住むかによってアドバイスは異なります。
周囲の状況や環境、建物自体の形状を無視して、間取りだけで良い住空間を作ることは不可能です。また、そこに住む個々人の生年月日などから読み取れる”宿命”や”天性の質”も大きく関わっています。

人間の心や脳に影響を与えるもの全てを考慮する

影響を与えるのは「方位」だけでなく色彩、形態、素材、動線などがあり、それらを全て考慮して判断することが必要です。
当協会では、古来からの「風水」の理論に加えて、「現代の殺氣」と呼ばれる有害電磁波や有害物質の影響も考慮に入れています。さらに現代の生活習慣や価値観の変化にも対応した、理想的な住まいを追究しています。